単独公演の疲れを取る為、少し帰省していました。だが両親とも福井の実家に行くとの事。福井の実家は農家である。今の時期は梅の収穫で、ニャースの手も借りたい位なのだ。だが俺は疲れを取りに来たので、薄情な息子は地元の友人らと隣の富山県へ一泊しに行った。
富山には部活動の遠征試合で一度行った事があっただけ。隣県と云えど俺には未知の領域だ。富山の名物もろくに知らない俺は、友人らの勧めで黒部ダムを観に行く事にした。
まず初日は温泉郷で一泊。其の温泉郷は、硫黄の香りも一切せず湯煙も見えない。見えるのはシャッター商店街だけ。素晴らしい。宿でも、仲居さんから「貴重品はこちらの金庫に仕舞っておいて下さい。」と云う注意事項と同時に手渡された金庫の鍵が、ぐにゃんぐにゃんにひん曲がっていた。前に利用した客は花山薫だったのか?素晴らしい。ゲームコーナーが在ったので覘いてみると、喫茶店に昔置いてあった様なテーブル型の筐体のアルカノイドと、19Xがぽつんと置かれていただけ。素晴らしい。カラオケルーム、一時間利用料5000円。実に素晴らしい。でも料理は本当に素晴らしく美味しかった。八寸と焼き魚が特に美味しかった。温泉も云う事無しだ。素晴らしい。
翌日はお宿を早くに出て、お目当ての黒部ダムへ。ダムの放水が六月下旬からと云う事もあり、それなりに空いていたので余裕を持って観光する事が出来た。
いや圧巻だった。ダムファンになりそうだ。さらに、その辺一体の黒部峡谷は天然記念物に指定されているそうだが、それも納得の絶景だった。久々にケータイの写メ機能を活用してしまった。
其の黒部の立山にある「室堂」と云うトロリーバスの駅が日本で一番高い所に在る駅で、「星に一番近い駅」なのだそうだ。幼い頃にロマンティックをブルマから貰っていた俺は、直ぐにその名文句が入ったお土産を購入。土井(彼もロマンティックを貰った一人)には「雷鳥」と云う地酒を買いました。これでまた血を吐くでしょうね。ぷすー。
兎に角久々に大満足な旅だった。これでまた明日からがむばれます。ありがたう、黒部。
あ、梅の収穫時期に降るから「梅雨」と書くのだろうか。
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